なみきごへい【並木五瓶】
[1747〜1808]江戸後期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木正三の弟子。大坂および江戸の劇壇で活躍し、幕末までの歌舞伎の隆盛をもたらした。写実的、合理的作風で知られる。代表作「五大力恋緘 (ごだいりきこいのふうじめ) 」「金門五山桐 (きんもんごさんのきり) 」など。
なみきしき【並木敷(き)】
並木の根などを傷めないために、街路にしないで残してある土地。
なみきしょうぞう【並木正三】
[1730〜1773]江戸中期の歌舞伎狂言作者。初世。大坂の人。並木宗輔の弟子。浄瑠璃の手法を応用した脚色と、奇抜な舞台装置で新生面を開いた。代表作「三十石艠始 (さんじっこくよぶねのはじまり) 」「宿無団七時雨傘 (やどなしだんしちしぐれのからかさ) 」など。
なみきそうすけ【並木宗輔】
[1695〜1751]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。別名、宗助・千柳。西沢一風の弟子。僧であったが、還俗して豊竹座および竹本座で立作者として執筆。竹田出雲・三好松洛との合作が多く、浄瑠璃全盛期をもたらした。代表作「菅原伝授手習鑑 (すがわらでんじゅてならいかがみ) 」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」など。
なみきみち【並木道】
両側に、樹木を一列に並べて植えてある道。「ポプラの—」