[補説]「今西」姓の人物
今西錦司 (いまにしきんじ)
今西祐行 (いまにしすけゆき)
今西竜 (いまにしりゅう)
姓氏の一。
いまにしきんじ【今西錦司】
[1902〜1992]人類学者。京都の生まれ。京大教授・岐阜大学長。生物種の棲 (す) み分けの理論を提唱。日本の霊長類学の基礎を築く。また、独自の進化論を唱えた。登山家としても著名。文化勲章受章。著「生物の世界」など。
いまにしすけゆき【今西祐行】
[1923〜2004]児童文学作家。大阪の生まれ。学徒兵として被爆直後の広島に救援に赴く。この体験をモチーフに「あるハンノキの話」「ヒロシマのうた」などを発表。他に「肥後 (ひご) の石工 (いしく) 」「浦上の旅人たち」「一つの花」など。平成2年度(1990)芸術選奨。同4年紫綬褒章受章。
いまにしりゅう【今西竜】
[1875〜1932]朝鮮史学者。岐阜の生まれ。京大教授。内藤湖南に師事。朝鮮半島で多数の古跡・史料を発見した。著「朝鮮古史の研究」など。