勾配がぬるい
1 判断力がにぶい。 2 屋根の傾斜の度合いが緩やかである。〈日葡〉
勾配が早い
1 判断がすばやい。「大陸仕込でも根は江戸っ子、—・く」〈万太郎・樹蔭〉 2 屋根の傾斜の度合いが急である。〈日葡〉
こうばいおり【勾配織(り)/紅梅織(り)】
縦糸か横糸、または縦横ともに太さの異なった2種以上の糸を用いて、表面に高低があるようにした平織りの織物。 [補説]「高配織り」とも書く。
こうばいかいき【勾配海気】
太い糸を織り込んで、縞や格子状の盛り上がった線をあらわした絹織物。 [補説]「紅梅甲斐絹」「高配甲斐絹」とも書く。
こうばいひょう【勾配標】
鉄道線路の勾配の程度を示す標識。水平距離1000メートルに対する高低差を数値で示し、勾配の変わる地点の線路のそばに立てる。
こうばいしょうしつもんだい【勾配消失問題】
機械学習の多層化したニューラルネットワークにおいて、ある段階を越えると学習が進まなくなること。学習は予測値と実際の値の誤差を最小化する過程で進むが、活性化関数の勾配がゼロに近づくことによって、ネットワークの重み付けの修正ができなくなり、結果的に層数が増えるほど学習が困難となる。活性化関数としてシグモイド関数ではなく、ReLU関数を用いると勾配消失が起こりにくくなることが知られる。