しるしつけ【印付け/標付け】
用布の上に、裁ち縫いに必要な目印をつけること。
しるしのおび【標の帯】
懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。5か月めの吉日に妊婦が腹に締めた。いわた帯。「かの恥ぢ給ふ—の引き結はれたるほどなど」〈源・宿木〉
しるしのたち【標の太刀】
古代、出征のとき、天皇から将軍に与えられた任命のしるしの太刀。節刀 (せっとう) 。しるしのつるぎ。
しるしのたのみ【証の頼み】
結納品。「婚礼を調 (ととの) へ、—を運ばせ」〈浮・伝来記・二〉
しるしのみはこ【璽の御筥】
三種の神器の一つである神璽 (しんじ) (八尺瓊勾玉 (やさかにのまがたま) )を納めておく箱。また、その神璽。宝剣とともに清涼殿の夜御殿 (よるのおとど) の御帳の中、天皇の枕上の二階棚の上に安置した。しるしのはこ。
しるしばかり【印ばかり/標ばかり】
[連語]《「ばかり」は副助詞》ある事を形に示すだけで、内容はわずかであること。少しばかり。「—のお礼ですが、お納めください」
しるしばた【印旗/標旗】
1 目じるしに立てる旗。旗じるし。 2 しるしをつけた旗。
しるしばり【印針/標針】
和針のうち、太さ・長さを数で示し、布地・用途による使い分けを示した針。例えば、三ノ二は3番目の太さ、1寸2分の長さで、木綿の縫いに適する。
しるしばんてん【印半纏/印半天】
襟や背などに屋号・家紋などを染め抜いた半纏。主に職人や商家の使用人が着用する。法被 (はっぴ) 。
しるしふだ【印榜/標榜】
目じるしとして立てる立て札。