げんしりょくぼうさいかんりしゃ【原子力防災管理者】
原子力事業所において防災業務を統括・管理する責任者。原子力災害対策特別措置法(原災法)により原子力事業者は事業所ごとに防災管理者を選任することが義務付けられている。
げんしりょくぼうさいセンター【原子力防災センター】
⇒緊急事態応急対策拠点施設
げんしろかくのうようきスプレーせつび【原子炉格納容器スプレー設備】
加圧水型原子炉の安全設備の一。事故が発生した際に、原子炉格納容器の破損を避けるために、原子炉格納容器内で、ヨウ素除去剤やホウ酸を含む水を散布し、格納容器内の温度・圧力を下げ、気体状の放射性ヨウ素を除去する。沸騰水型原子炉では格納容器スプレー冷却系(CSCS)という。CSS(Containment Spray System)。→炉心スプレー装置 [補説]ホウ酸水は中性子を吸収し、核分裂反応を低下させる効果がある。
げんしろかくりじれいきゃくけい【原子炉隔離時冷却系】
沸騰水型原子炉の非常用炉心冷却装置(ECCS)を構成するシステムの一。原子炉が停止した後、何らかの原因で原子炉への給水が停止した場合に、復水貯蔵タンクまたは圧力抑制プールの水を原子炉圧力容器に注入し、炉心の冷却および原子炉水位の維持を行う。非常用ディーゼル発電機も含めてすべての電源が喪失した場合に備えて、原子炉で発生する蒸気でタービンを回し、ポンプを駆動させて給水する仕組みになっている。RCIC(reactor core isolation cooling system)。
げんしろすい【原子炉水】
⇒炉水
げんしろたてや【原子炉建屋】
原子炉の主要設備を格納するコンクリート造りの建物。原子炉圧力容器および原子炉格納容器を入れ子状に格納し、万一、原子炉で事故が起きた場合に、外部への放射性物質の漏洩 (ろうえい) を防止する役割をもつ。五重の壁の第五の壁にあたる。
げんしろねんりょう【原子炉燃料】
⇒核燃料
げんしろれいきゃくざい【原子炉冷却材】
⇒冷却材
げんしかかく【原子価角】
⇒結合角
げんしきゅうこうぶんせき【原子吸光分析】
試料を加熱し、気体状態にした原子に光を当て、その原子による吸収スペクトルを調べることで、試料に含まれる原子の定量的な分析を行う手法。原子吸光法。AAS(atomic absorption spectrometry)。