名物に旨い物なし
名物といわれるものは、えてしておいしくない。名は必ずしも実を伴わないことのたとえ。
めいぶつおとこ【名物男】
その地域や社会で独特の存在としてよく知られている男。「わが社の—」
めいぶつき【名物記】
由緒ある茶道具の名称や解説を記した書物。
めいぶつぎれ【名物切/名物裂】
1 中世から近世初期にかけて、主として中国の宋・元・明から伝来した織物。名物の茶入れ・茶碗などの袋や掛け軸の表装などに用いられ、珍重された。金襴 (きんらん) ・緞子 (どんす) ・間道 (かんとう) など。伝来の時代によって、古渡り・中渡り・後渡り・今渡りなどに分類する。 2 古筆切の中で、特にすぐれたもの。