《(ラテン)Uranus》太陽系の7番目の惑星。太陽からの平均距離28億7500万キロ。公転周期84.022年、自転周期0.718日、赤道半径2万5559キロ、質量は地球の14.54倍。自転軸が軌道面に対し97.9度傾き、横倒しで自転。多数の環、28個の衛星をもつ。1781年、英国のF=W=ハーシェルが発見。ウラノス。
出典:青空文庫
・・・王星を発見したのも、天王星の運動を精細に知りその運動の説明しがたき・・・ 寺田寅彦「知と疑い」
・・・八かましく云っても、天王星やシリアスの位置を帳面につける必要はまだ・・・ 寺田寅彦「方則について」
・・・識というのは、何も、天王星の距離を暗記していたり、ヴィタミンの色々・・・ 寺田寅彦「流言蜚語」
出典:gooニュース
「天王星」の正確な自転周期は17時間14分52秒 従来の値から28秒も修正
太陽系の惑星の1つ「天王星」は、横倒しの自転や極めて特異な磁場構造など、他の惑星と比較してもユニークな性質を持つことで注目されています。ただし、天王星の接近観測は一度しか行われていないため、詳細な観測データが不足しています。このため、天王星の性質には不明瞭な点がいくつもあり、例えば自転周期という基本的な性質にも不確実な点が残されていました。
謎多き天王星。ようやく素顔をチラ見せ。正確な自転周期が判明
この探査機は、天王星の重力場と磁場のマッピングを担う予定であり、今回の新たな発見によって、その任務はよりスムーズに進められることになりそうです。今回少しだけその素顔を見せてくれた天王星。ただ天王星のことですから、また何か新たな謎が出てくる可能性は大いにあります。
ハッブル望遠鏡がとらえた天王星の20年間の変化
その天王星について、ハッブル宇宙望遠鏡を使って20年間で複数回観測を行い、天王星の大気を調査した研究が発表されました。 天王星の大気は主に水素とヘリウムからなり、少量のメタンのほか、水やアンモニアがわずかに含まれています。メタンが太陽光の赤い光を吸収するため、可視光で見ると天王星は薄い青緑色に見えます。
もっと調べる