きせいかざん【寄生火山】
⇒側火山 (そっかざん)
きせいきょせい【寄生去勢】
寄生された宿主の生殖巣が破壊されたり性徴に変化をきたしたりすること。フクロムシに寄生されたイソガニ・アブラガニの雄が雌のようになるなど。
きせいこん【寄生根】
寄生植物が他の植物の体内に侵入して養分を吸収するために形成する根。吸根。
きせいじぬし【寄生地主】
農民に土地を貸し付けて小作料を取り立てるだけで、自らは農業にたずさわらない土地所有者。日本では、第二次大戦後の農地改革で解体されるまで存続した。
きせいしょくぶつ【寄生植物】
寄生生活をする植物。ふつう、活物寄生する高等植物をさす。寄生しながら光合成も行うヤドリギ・ツクバネなどと、全く光合成を行わないナンバンギセルなどとがある。
きせいちゅう【寄生虫】
1 寄生生活をする小動物。体内に寄生する回虫・蟯虫 (ぎょうちゅう) ・肺吸虫・条虫などの内部寄生虫と、体表に寄生するノミ・シラミ・ダニなどの外部寄生虫があるが、前者をさすことが多い。 2 自分では働かず、他人に依存して生活している者。「業界の—」
きせいちゅうびょう【寄生虫病】
寄生虫が体内に寄生したために起こる病気。回虫症・鉤虫 (こうちゅう) 症・日本住血吸虫症・肝吸虫症など。
きせいばえ【寄生蠅】
ヤドリバエの別名。
きせいばち【寄生蜂】
ハチのうち、他の昆虫やその卵に産卵し、卵からかえった幼虫がそれを食べて成長するもの。タマバチ・コバチ・ヒメバチ・コマユバチ・ツチバチなど。害虫の天敵として重要。やどりばち。きせいほう。
きせいれんさ【寄生連鎖】
食物連鎖における、寄生生物が宿主から養分を奪う「鎖」のつながり。食物連鎖では多くの場合、上位の捕食者ほど個体数が少なくなるが、寄生連鎖の場合、宿主より寄生生物の方が多い。→生食連鎖 →腐食連鎖