こうげんこうたいはんのう【抗原抗体反応】
抗原と、これに対応する抗体とが特異的に結合して起きる種々の現象。生体に有利な免疫反応、不利なアレルギーやアナフィラキシーなどがある。
こうげんていじさいぼう【抗原提示細胞】
体内に侵入したウイルスなどの抗原を取り込んで、近くのリンパ節へ移動し、T細胞に抗原の情報を伝達する免疫細胞。樹状細胞・マクロファージ・B細胞など。APC(antigen presenting cell)。
こうげんけっていき【抗原決定基】
《antigenic determinant》⇒エピトープ
こうげんせい【抗原性】
抗原となる物質が抗体を特異的に認識して結合する性質。
こうげんシフト【抗原シフト】
⇒抗原不連続変異
こうげんドリフト【抗原ドリフト】
⇒抗原連続変異
こうげんふれんぞくへんい【抗原不連続変異】
ウイルスがもつ抗原の変異のうち、二つ以上の異なるウイルスの抗原が組み合わさることで、大規模な変異が生じること。しばしばインフルエンザウイルスに見受けられ、従来の抗体が効かない新たなウイルス種が出現する要因となる。抗原シフト。→抗原連続変異
こうげんれんぞくへんい【抗原連続変異】
ウイルスがもつ抗原の変異のうち、突然変異が蓄積することで抗原性に変異が生じること。変異が大きい場合、従来の抗体が効かなくなることがある。抗原ドリフト。→抗原不連続変異
こうげんせいほきょうざい【抗原性補強剤】
⇒免疫増強剤
こうげんじゅようたい【抗原受容体】
リンパ球の表面にある、体内に侵入した異物(抗原)を認識する分子。