星明(か)り(ほしあかり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・しかし星明りさえ見えないことは前と少しも変らなかった。僕は又何か無気味になり、何度も空を仰いで見たりした。すると妻も気づいたと見え、まだ何とも言わないうちに僕の疑問に返事をした。「砂のせいですね。そうでしょう?」 妻は両袖を合せるよ・・・
芥川竜之介
「蜃気楼」
-
・・・室内が見えるというほどではないが、そことなく星明りがして、前にガラス窓があるのがわかる。 銃を置き、背嚢をおろし、いきなりかれは横に倒れた。そして重苦しい息をついた。まアこれで安息所を得たと思った。 満足とともに新しい不安が頭を擡げ・・・
田山花袋
「一兵卒」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。