あかつきおき【暁起き】
1 夜明け前に起きること。「置く霜の—を思はずは君が夜殿 (よどの) に夜離 (よが) れせましや」〈後撰・恋五〉 2 夜明け前に起きて勤行 (ごんぎょう) すること。「—の袖の上、山路の露もしげくして」〈平家・灌頂〉
あかつきがた【暁方】
夜明けに近いころ。「—の風のけはひさへぞ心ことなる」〈紫式部日記〉
あかつきづくよ【暁月夜】
夜明け方に出ている月。有明の月。あかときづくよ。「夜深き—の、えもいはず霧 (き) りわたれるに」〈源・賢木〉
あかつきのちゃじ【暁の茶事】
茶事七式の一。1、2月の厳寒期の午前4時から5時にかけて席入りをする茶会。残灯の茶事。残月の茶事。夜込み。
あかつきのわかれ【暁の別れ】
女の家に泊まった男が、暁に別れて帰ること。「あな、苦しや。—や」〈源・総角〉
あかつきやみ【暁闇】
夜明け前、月がなく辺りが暗いこと。陰暦で、1日から14日ごろまで、月が上弦のころの現象。あかときやみ。「うば玉の—の暗き夜に何を明けぬと鳥の鳴くらん」〈続後撰・雑中〉
あかつきファイブ【AKATSUKI FIVE】
バスケットボールの男子・女子日本代表チームの愛称。平成28年(2016)に日本バスケットボール協会が発表した。 [補説]チームカラーである黒と赤を暁 (あかつき) の空の色になぞらえ、コートで戦う5人の選手(=ファイブ)を組み合わせて命名。それまでは「ハヤブサジャパン」を使用していた。