ひょうじゅんていこうき【標準抵抗器】
電気抵抗の測定の標準として用いる抵抗器。一般的に、電気抵抗値の温度依存性が極めて小さいマンガニン線が使われ、電圧端子、電流端子をそれぞれ1対もつ。電圧端子間は定義抵抗値として決められた値をもち、電流端子間に電流を流して電圧端子間との電位差を測定する。
ひょうじゅんてき【標準的】
[形動] 1 物事の基準や目安となるさま。「—な発音」 2 ごく普通であるさま。平均的。「—な中流家庭」
ひょうじゅんでんち【標準電池】
起電力の基準となる電池。ふつう、セ氏20度で起電力1.01864ボルトのカドミウムが用いられる。国際的には1977年から、標準電池に代わってジョセフソン素子を利用。カドミウム標準電池。ウェストン電池。
ひょうじゅんでんぱ【標準電波】
時刻や周波数の基準となる電波。日本では情報通信研究機構が管理・運用し、福島県のおおたかどや山標準電波送信所と佐賀・福岡県境のはがね山標準電波送信所から送信されている。コールサインはJJY。1秒を1ビットとして、1周期60秒の繰り返しで送出され、分・時・1月1日からの通算日・西暦の下2桁・曜日・うるう秒などの情報が時刻コードとして含まれている。放送局や電話の時報サービス、電波時計などに利用される。→標準時
ひょうじゅんはんしゃばん【標準反射板】
⇒グレーカード
ひょうじゅんはんしゃりつ【標準反射率】
写真撮影における適正露出を決めるための基準となる反射率。18パーセントで、無光沢の灰色に相当する。→グレーカード
ひょうじゅんへんさ【標準偏差】
資料の散らばりの度合いを示す数値。各資料の値と平均値との差、すなわち偏差の2乗を平均し、その正の平方根をいう。変動に富む現象について、変動の度合いを知るために用いる。SD(standard deviation)。
ひょうじゅんほうしゅう【標準報酬】
標準報酬月額と標準賞与額のこと。健康保険や厚生年金保険などの社会保険料、給付金額を算出するための基礎になる金額。
ひょうじゅんほうしゅうげつがく【標準報酬月額】
健康保険や厚生年金保険の保険料・保険給付の算定の基礎となる標準報酬の一つ。健康保険は5万8000円から121万円までの47等級、厚生年金は9万8000円から62万円までの30等級に区分されている。標準月額。→標準賞与額 [補説]報酬には賃金・給料・俸給・手当・賞与(年4回以上支給される場合)など労務の対償として受け取るものがすべて含まれるが、見舞金など臨時に支給されるものや年3回以下の賞与は含まれない。
ひょうじゅんまい【標準米】
1 《「標準価格米」の略》政府米のうち、政府が指導価格を定め、小売業者が常置することになっている中級米。 2 もと米穀取引所で、売買・格付けの標準とした米。建米 (たてまい) 。