ひゃっぱつ-ひゃくちゅう【百発百中】
発射した
弾丸や矢などがすべて
命中すること。転じて、
予想した
計画やねらいがすべて当たること。▽「百発」は矢や
弾丸を百回放つこと。「中」は当たる意で、「百中」は百すべてがことごとく
命中すること。
- 出典
- 『戦国策せんごくさく』西周策せいしゅうさく
- 句例
- すべて百発百中する、百発百中の名手
- 用例
- 私はかつて流鏑馬やぶさめに熱中し、走る馬から鏑矢かぶらやを百発百中できるまでに腕が上ったことがある。<辻邦生・西行花伝>
- 類語
- 百歩穿楊
- 活用形
- 〈―スル〉
- 故事
- 中国楚その養由基ようゆうきは弓の名人で、百歩離れた所から柳の葉を射たが、百本射たところ、百本ともことごとく命中させたという故事から。