じはつかくぶんれつ【自発核分裂】
中性子やその他の粒子の衝突を受けなくても自然に生じる核分裂。ウランやプルトニウムなどの質量数が非常に大きい同位体に見られる。自然核分裂。
じはつじか【自発磁化】
強磁性体が、外部からの磁界の作用を受けずに、自然に磁気を帯びること。
じはつせい【自発性】
他からの影響・強制などではなく、自己の内部の原因によって行われること。「—を損なう」
じはつてき【自発的】
[形動]物事を自分から進んで行うさま。「—な発言をする」
じはつてきしつぎょう【自発的失業】
労働者が現行の賃金水準では低すぎると考えて働くことを望まず、自発的に失業を選択している状態。
じはつてきたいしょうせいのやぶれ【自発的対称性の破れ】
素粒子物理学などで論じられる現象の一。自然は対称性をもつとされてきたが、それがおのずから破られる場合があることをいう。この現象により、ビッグバン後の宇宙の生成について、矛盾なく論証することができる。昭和36年(1961)にこれについての理論を発表した南部陽一郎が、平成20年(2008)ノーベル物理学賞を受賞。対称性の自発的破れ。
じはつでんきぶんきょく【自発電気分極】
⇒自発分極
じはつぶんきょく【自発分極】
誘電体が外部からの電界の作用なしに起こす誘電分極。自発電気分極。
じはつほうしゅつ【自発放出】
⇒自然放出
じはつてきちつじょけいせい【自発的秩序形成】
⇒自己組織化