もうこうま【蒙古馬】
家畜の馬の一品種。モンゴルの原産。体つきはがっしりし、体高約1.3メートル。砂漠に住む民族に重用され、日本の在来馬の原型と考えられる。
もうこげんりゅう【蒙古源流】
中国の史書。8巻。サガン=セチェンが1662年に撰したモンゴル民族の興亡史「諸汗の源の宝の史綱」を、1777年、清の乾隆帝の勅によって漢訳したもの。欽定蒙古源流。
もうこご【蒙古語】
⇒モンゴル語
もうこしゅうらいえことば【蒙古襲来絵詞】
鎌倉後期の絵巻。2巻。奥書に永仁元年(1293)の年紀が残り、このころの作とされる。文永・弘安の役に参加した肥後の武士竹崎季長 (たけざきすえなが) が、みずからの戦功を中心に描かせたもの。描写は正確で史料としても貴重。
もうこしょう【蒙古症】
ダウン症候群の俗称。
もうこていこく【蒙古帝国】
⇒モンゴル帝国
もうこのうま【蒙古野馬】
ウマ科の哺乳類。現存する唯一の野生馬で、モンゴル南西部の草原に分布。体高約1.2メートル。たてがみは直立し、家畜馬のように垂れることはない。ヨーロッパに初めて紹介した探検家の名にちなみ、プルジェバリスキー馬ともいう。
もうこはん【蒙古斑】
乳幼児の臀部 (でんぶ) ・腰部などにみられる青色のあざ。その真皮中にメラニン色素細胞が存在することによる。黄色人種に特に顕著。7、8歳ごろまでに自然に消失する。小児斑。児斑。
もうこひだ【蒙古襞】
目頭の部分を覆う上まぶたのひだ。モンゴロイド系に多くみられる。
もうこひつじ【蒙古羊】
家畜の羊の一。モンゴル地方で飼育される。しりや尾に脂肪を蓄える古い型で、毛質はやや粗悪。毛皮用・肉用とされることもある。