血迷う(ちまよう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・「迷惑をするじゃあないか。旅の客が湯治場の芸妓を呼んで遊んだが、それがどうした。」「汝、俺の店まで、呼出しに、汝、逢曳にうせおって、姦通め。」「血迷うな、誤解はどうでも構わないが、君は卑劣だよ。……使った金子に世の中が行詰って、・・・
泉鏡花
「みさごの鮨」
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・・・ 私がまだねんねえで世間知らずの愚者でござった頃にはこの様な晩に出会う毎に寝間着のままで床にひざまずいて、僧正様のお祈りよりもそっと長い文句をくり返しくり返し血迷うた様に繰返してわけもない涙を身の浮くほど流いてのう貴方様、長い一夜をまん・・・
宮本百合子
「胚胎(二幕四場)」
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