軌道に乗る
物事が計画したとおり順調に進行するようになる。「経営がやっと—・る」
きどうエレベーター【軌道エレベーター】
地上から宇宙空間にまで達する軌道をもつ、未来技術に基づく想像上のエレベーター。高強度のケーブルを人工衛星などから地上に垂らし、逆方向にも遠心力を使って伸ばして約10万キロの長さの軌道を建造する。軌道を伝う昇降機で人や物を運搬する構想で、従来のロケットで運搬するより燃料消費やコスト面で優れる。宇宙エレベーター。 [補説]実現のための最大の課題は、ケーブルの素材として、軽量で、極めて高い引っ張り強度をもつ素材が必要なことで、カーボンナノチューブが有望視されている。また、建造場所として、地球の自転による遠心力を有効に使えることから、赤道付近の海上が好適とされている。
きどうかんすう【軌道関数】
原子や分子における電子の運動状態を記述する波動関数。この絶対値の2乗はある位置における電子の存在確率を表す。
きどうきじゅうき【軌道起重機】
脚柱の下端に車輪をつけ、軌道上を移動する形式の起重機。塔形クレーン・橋形クレーンなど。
きどうしゃ【軌道車】
鉄道線路の視察・改修などのため、軌道上を走る小型車両。
きどうでんし【軌道電子】
原子・分子内で原子核の周りの軌道を動いていると考えられた電子。量子力学では、一定の波動関数で状態が表される電子をいう。
きどうようそ【軌道要素】
天体の軌道の特徴を示す要素。太陽の周りを公転する惑星の場合は、軌道長半径・離心率・軌道傾斜角・昇交点黄経・近日点黄経・近日点通過時刻の六つがある。ケプラー要素。
きどうろん【軌道論】
天体の軌道を調べて、その運動状態を定める理論。
きどうけいしゃかく【軌道傾斜角】
天体の軌道の特徴を表す軌道要素の一。太陽を周回する天体では黄道面と軌道面のなす角度、惑星を周回する天体(地球を周回する人工衛星を含む)では赤道面と軌道面のなす角度のこと。
きどうでんしほかく【軌道電子捕獲】
⇒電子捕獲1