おうみのおかね【近江のお兼】
鎌倉初期、近江国にいたという大力の遊女。「古今著聞集」などが伝える。 歌舞伎舞踊「晒女 (さらしめ) 」の通称。
おうみはっけい【近江八景】
琵琶湖南西部の八つの景勝。石山の秋月、比良 (ひら) の暮雪、瀬田の夕照、矢橋 (やばせ) の帰帆、三井 (みい) の晩鐘、唐崎の夜雨、堅田 (かたた) の落雁、粟津 (あわづ) の晴嵐。安藤広重の浮世絵で知られる。中国の洞庭湖の瀟湘 (しょうしょう) 八景にならって選んだという。
おうみぶし【近江節】
⇒語斎節 (ごさいぶし)
おうみぶな【近江鮒】
琵琶湖産のゲンゴロウブナ。
おうみぼんち【近江盆地】
比良山地と鈴鹿山地に囲まれた断層盆地。ほぼ全域が滋賀県に属し、中央の低地に琵琶湖がある。
おうみまいこ【近江舞子】
滋賀県南西部、大津市北部の琵琶湖西岸にある雄松 (おまつ) 崎の通称。景勝地。比良 (ひら) 山地を背に白砂青松の広がる砂州で、夏は水泳場としてにぎわう。名は兵庫県神戸市にある舞子の浜にちなむ。
おうみりょう【近江令】
天智天皇の時代、近江朝廷で制定されたといわれる令 (りょう) 。22巻。藤原鎌足らが編纂 (へんさん) 。内容は不明で、存在しなかったとする説もある。
おうみふじ【近江富士】
三上山の異称。
おうみぎゅう【近江牛】
滋賀県内で飼育された黒毛和牛で、一定の基準に適合したもの。銘柄牛の一。松阪牛などと並んで日本三大和牛に数えられる。おうみうし。
おうみのくに【近江国】
⇒近江