ビーがたかんえんそしょう【B型肝炎訴訟】
予防接種等での注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに持続感染したとして、感染者および遺族が、国に対し、国家賠償法に基づく損害賠償を求めた訴訟。 [補説]平成23年(2011)6月、国は、注射器の交換や消毒の励行を指導するなどして被害の発生・拡大を防止する義務を怠り、結果として40万人以上と推計される感染被害者を出したことについて責任を認め、原告との間で基本合意書を締結。和解の手続きに入った。
ビーがたかんえんウイルス【B型肝炎ウイルス】
B型肝炎の原因となる肝炎ウイルス。DNAをゲノムとするDNAウイルスで、血液・体液を介して感染する。思春期以降に感染した場合は一過性で終わることが多いが、免疫機能が未熟な乳幼児期に感染すると持続感染となることがある。HBV(hepatitis B virus)。