出典:gooニュース
米FRB資金供給、高水準の利用続く 金融システム不安で
一方、FRBが新設した銀行ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)の利用額は537億ドルに急増した。先週時点では119億ドルだった。BTFPは米国債や住宅ローン担保証券(MBS)など適格担保を額面で評価して最長1年の貸し出しを行う制度。FRBの利上げによって時価が減額しても、銀行がFRBから借りられる金額が減ることはない。
FRBは銀行よりインフレ、年内の利下げは見込み薄 5月に0.25%利上げし様子見へ、140円復帰も視野
3月13日の「銀行破綻に葛藤するFRBが利下げに走らない理由」でも議論したように、中長期的な視点に立った場合、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)にとって最悪の展開は、銀行経営不安に配慮して必要な利上げが行われず、インフレが加速、賃金上昇を伴うインフレ第2波に対し再度大幅な利上げが必要になるという展開である。
NY外為:ドル続落、FRBの利上げ、停止に近づいたとの観測
米連邦準備制度理事会(FRB)が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ継続の必要性を前会合のように強調しなかったため、FRBが利上げ停止に近づいたとの見方が強まった。ドル・円は131円66銭の高値から130円96銭へ反落。ユーロ・ドルは1.0870ドルから1.0888ドルへじり高推移した。
もっと調べる