出典:gooニュース
米FRB、6月以降に利下げ加速も 景気悪化なら=金利先物
こうしたシナリオでは、FRBは政策金利を現在の4.25─4.50%に据え置いてインフレ抑制を継続するか、労働市場の悪化を和らげるために金利を引き下げるかという難しい選択を迫られる可能性がある。市場は後者に賭けているが、一部のエコノミストはFRBが利下げを遅らせ、関税に起因する物価高が家計や企業のインフレ期待を上昇させないようにする可能性があるとみている。
米FRBは金利政策に慎重であるべき=デイリーSF連銀総裁
市場では、FRBが6月に利下げを開始し、年内に3回の利下げを実施するとの見方が強まった。これは、FRB当局者の12月の予想よりも多い。ただ、インフレ懸念は依然として残っている。パウエルFRB議長は7日の講演で、輸入関税がインフレを加速させる可能性に言及した。
FRBパウエル議長「経済は良好」…2月の雇用統計が市場予想下回るが、政策金利維持との予想
市場関係者の見通しを反映する米シカゴ・マーカンタイル取引所の予想データでは、FOMCでFRBが政策金利の維持を決めるとの予想が9割近くに上っている。
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