出典:gooニュース
PFOAは「発がん性ある」WHOは危険性引き上げたけど、環境省は「従来の方針で対策」
有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)の一種のPFOA(ピーフォア)の人体への危険性について、世界保健機関(WHO)の専門組織が「発がん性がある」に引き上げたことを受け、伊藤信太郎環境相は5日の記者会見で、PFASに対する従来の方針を維持する考えを示した。
[社説]PFOAに発がん性 健康守る規制強化急げ
有害化学物質を国際的に規制するストックホルム条約でPFOSは2009年に、PFOAは19年に「廃絶」などの対象になった。 これを受けて国内ではPFOSが10年、PFOAは21年に製造・輸入が原則禁止された。
有機フッ素化合物PFOA「発がん性ある」 WHO傘下機関がリスク評価引き上げ
国際がん研究機関はPFOAとPFOSについて一般的には汚染地域で飲料水から摂取されるほか、多くの国で使用が禁止されているものの空港や軍の消火剤で使われている恐れがあると指摘しています。県内では、嘉手納基地や普天間基地周辺の河川や湧き水でPFOAとPFOSが高濃度で検出されています。
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