ディーエヌエーマーカー【DNAマーカー】
ある特定の遺伝形質に対応し、その目印となるDNA配列。品種改良において望ましい形質が継承されているかを調べるDNAマーカー育種や、DNA鑑定に利用される。遺伝マーカー。遺伝子マーカー。
ディーエヌエーマーカーいくしゅ【DNAマーカー育種】
品種改良において、耐病性が高い、味が良い、収量が多いなど、特定の有用な形質に対応するDNA配列(DNAマーカー)の有無を調べることにより、品種を選抜する育種法。品種の選抜にかかる手間と時間を大幅に効率化できる。DNAマーカー選抜育種。マーカー選抜育種。遺伝子マーカー育種。
ディーエヌエーマーカーせんばついくしゅ【DNAマーカー選抜育種】
⇒DNAマーカー育種
ディーエヌエーメモリー【DNAメモリー】
《DNA memory》DNAを利用した記憶媒体。保存したいデジタルデータを、四つの塩基の組み合わせで構成された人工DNA配列に変換し、枯草菌などバクテリアのゲノムに挿入する。異なる変換方法による複数のゲノムを用意して冗長度を高めることで、世代を経てDNA配列に組み換えが起こっても元のデータを復元できる。小型で長期保存が可能な記憶媒体として利用する研究が進められている。
ディーエヌエーたけい【DNA多型】
⇒遺伝子多型
ディーエヌエーアプタマー【DNAアプタマー】
特定の物質と特異的・選択的に結合するアプタマーの一。人工的に合成したDNA(デオキシリボ核酸)の断片であり、アプタマー医薬として利用される。
ディーエヌエーバーコーディング【DNAバーコーディング】
《DNA barcoding》種名が分からない生物について、遺伝子の塩基配列などを調べて既知の種と照合し、種の判別と同定を行う技術。
ディーエヌエーしゅうふく【DNA修復】
DNAに生じた損傷や異常な部分を修復すること。放射線・紫外線・活性酸素などによる損傷や、DNA複製の過程で生じた誤りを、特定の酵素が認識して修復したり、除去して再合成したりする機構が知られる。
ディーエヌエーしゅうふくこうそ【DNA修復酵素】
DNA修復を行う酵素の総称。複製ミスや環境要因によってDNAに生じた損傷部位を認識し、正常な塩基配列に戻すはたらきをもつ。
ディーエヌエーチップ【DNAチップ】
⇒バイオチップ