アインシュタインうちゅう【アインシュタイン宇宙】
アインシュタインが一般相対性理論から推論した宇宙モデル。半径が変わらず星雲の分布も密度も一定の静的宇宙。
アインシュタインリング【Einstein ring】
巨大質量をもつ天体が光の経路を曲げる重力レンズ効果により、地球から見て背後にあるクエーサーなどの遠方の天体の像が円環状または弧状に見える現象。1936年、アインシュタインが一般相対性理論に基づき、この現象が起こることを提唱した。
アインシュタインローゼンのはし【アインシュタインローゼンの橋】
⇒ワームホール
アインシュタインのじゅうりょくばほうていしき【アインシュタインの重力場方程式】
⇒アインシュタイン方程式
アインシュタインのじゅうりょくほうていしき【アインシュタインの重力方程式】
⇒アインシュタイン方程式
アインシュタインほうていしき【アインシュタイン方程式】
アインシュタインが一般相対性理論から導いた、重力場についての方程式。重力による時空の歪 (ゆが) み(曲率)は、物質またはエネルギーの場によって定まることを示す。ニュートンの万有引力の法則では適用できなかった、ブラックホールのような大質量天体や宇宙全体の時空構造などを表すことができる。また、時空の歪みが光速の波として伝わる重力波の存在が導かれる。アインシュタインの重力場方程式。
アインシュタインドハースこうか【アインシュタインドハース効果】
強磁性体を磁化するときに回転を生じる現象。1915年にアインシュタインとド=ハースが発見した磁気回転効果の一つ。磁性体の棒にコイルを巻いてつり下げ、電流を流して磁化させたとき、その棒に電流に比例したトルクがはたらく。 [補説]この効果を発見した実験が、通常、実験を行わない理論物理学者のアインシュタインにとって生涯で唯一のものとされる。
アインシュタインハウス【Einstein-Haus】
スイスの首都ベルンにある邸宅。旧市街に位置する。1903年から1905年まで、物理学者アインシュタインが家族とともに居住。1905年は現代物理学の基礎を築いた三つの論文(光量子仮説、ブラウン運動、特殊相対性理論)を執筆し、奇跡の年とよばれる。現在は記念館になっており、手記や資料などが展示されている。