ウィーンのこうしき【ウィーンの公式】
⇒ウィーンの変位則
ウィーンのへんいそく【ウィーンの変位則】
1893年にドイツの物理学者ウィーンが発見した、黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。黒体の絶対温度をTケルビン、放射のエネルギー密度が最大になる波長をλ (ラムダ) メートルとすると、λT=0.002898という関係式で表され、λはTに反比例することを示した。ウィーンの公式。
ウィーンのほうしゃほうそく【ウィーンの放射法則】
1896年にドイツの物理学者ウィーンが導いた、黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。または振動数分布を表す公式をさす。短波長(高振動数)側では実験データを精度よく再現できるが、長波長(低振動数)側では大きなずれが生じる。黒体放射のスペクトルは後にプランクが導いたプランクの放射法則により説明できるようになった。