ドップラーこうか【ドップラー効果】
波源と観測者とが互いに近づくときは波長が縮み、互いに遠ざかるときは波長が伸びて観測される現象。1842年、ドップラーが光について発見、のち音についても指摘した。
ドップラーほう【ドップラー法】
1 《Doppler method》超音波検査法の一種。体内で移動している対象物に超音波をあて、その移動速度を測定するのに用いられる。血流速度の計測・胎児心音や胎動の検出などに汎用されている。 2 ⇒視線速度法
ドップラーレーダー【Doppler radar】
ドップラー効果を利用して移動速度を測定するレーダー。気象では雲や降水粒子の落下速度や大気の動きを観測するのに用いる。
ドップラーソーダー【doppler sodar】
⇒ソーダー
ドップラーシフト【Doppler shift】
⇒ドップラー偏移
ドップラーぶんこうほう【ドップラー分光法】
⇒視線速度法
ドップラーへんい【ドップラー偏移】
ドップラー効果によって光の波長が変化し、スペクトルがずれること。光源と観測者の相対速度によって、波長が短くなる青方偏移と長くなる赤方偏移がある。ドップラーシフト。
ドップラーソナー【Doppler sonar】
パルス状の音波を発し、対象物に反射して戻ってきたときの音波の波長の変化から、ドップラー効果による対象物の速度を測定する装置。また、その測定方式。