ベッセルねん【ベッセル年】
《Besselian year》平均太陽の赤経が18時40分に達した瞬間を年初とする回帰年。長さは1太陽年に等しい。暦年上の長さは閏 (うるう) 年のため一定でなく、天体の位置推算上不便なので、ドイツの天文学者ベッセルが考案したもの。
ベッセルかんすう【ベッセル関数】
ベッセルの微分方程式の解となる関数。円柱座標または極座標で惑星軌道の時間変化を解く際などに現れる二階の微分方程式の解を指し、軸対称性の運動や波の記述に用いられる。第一種円柱関数。
ベッセルだえんたい【ベッセル楕円体】
1841年にドイツの天文学者ベッセルが導いた準拠楕円体。日本では近代測量が始まった明治時代以来、同楕円体が採用されたが、平成14年(2002)よりGRS80楕円体に置き換えられた。