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【大河ドラマ「光る君へ」コラム】三条天皇の眼病 病因は様々な霊だった 見えない霊を平安貴族はどうイメージしたのか
大河ドラマ「光る君へ」では、中宮彰子の出産をめぐるシーンに続いて印象に残った場面として、三条天皇(演・木村達成)の病気についてみていきましょう。疫病の流行や天皇・貴族の病気など病とその治療について何度か描かれていました。三条天皇は目や耳の病気となり、ドラマでは、文書を逆さまにして読む場面が印象的でした。
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そのため、道長は異母兄で大納言の道綱とともに「天道、主上を責め奉る由を奏す」(『小右記』)、つまり、「天が三条天皇を責めている」として、三条天皇に退位を迫るようになる。 翌年の長和4(1015)年には、三条天皇の眼病が悪化。諸国の国政に関する重要文書は「官奏」と呼ばれて、太政官から天皇に奏上されるが、それを読むことができなくなり、行政が停滞するといった事態まで起こり始めた。
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■ 泣く泣く譲位を受け入れた三条天皇は…第44回あらすじ 体調を理由に、藤原道長(柄本佑)をはじめとする全公卿たちに譲位を迫られた三条天皇(木村達成)は、自分の姫皇子を道長の嫡男・頼通(渡邊圭祐)に嫁がせることで、譲位を先送りにしようとする。しかし嫡妻・隆姫女王(田中日奈子)を大事にする頼通は、その提案を呑むなら隆姫と共に都を出ると言うほど、強く拒絶。
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