出典:gooニュース
横須賀で国重文「木造三浦義明坐像」を180年ぶりに修復 鎌倉幕府を支えた三浦一族ゆかりの満昌寺が所蔵
源頼朝が建立し、鎌倉幕府を支えた三浦一族ゆかりの「満昌寺」(横須賀市大矢部)が所蔵する国指定の重要文化財(重文)「木造三浦義明坐像(ざぞう)」が約180年ぶりに修復される。一族の繁栄を築いた三浦義明の肖像彫刻は鎌倉時代後期の制作。腐食など経年劣化が進んでおり、修復のため29日に京都へ運ばれる。永井宗寛住職(66)は「地域の人々が語り継ぐべき歴史がある。
横須賀 満昌寺の三浦義明坐像 180年ぶりの修復作業 (公財)美術院が京都で10ヵ月間〈横須賀市・三浦市〉
同寺は三浦大介義明を開基として源頼朝が1194年に建立。坐像は、三浦義明をかたどった等身大の武人俗体彫刻で鎌倉時代後期の造立と考えられている。像高81・4cm、重さは約70kgある。寄木造りで玉眼入り、頭頂には冠をのせ、右手に笏(しゃく)を持ち、腰には太刀を携えている。1993年に国指定重要文化財に指定された。
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