しょうまんぎょう【勝鬘経】
大乗経典。1巻。宋の求那跋陀羅 (ぐなばつだら) 訳。勝鬘夫人 (しょうまんぶにん) が仏陀の威神力を受けて一乗真実の道理と如来蔵法身について説き、仏陀が賞賛してそれを是認する形をとる経典。在家得道の信仰を示した経典として重要。勝鬘師子吼一乗大方便方広経。
しょうまんぎょうぎしょ【勝鬘経義疏】
勝鬘経の注釈書。1巻。三経義疏の一で、聖徳太子著と伝えられる。成立年未詳。
しょうまんぶにん【勝鬘夫人】
《(梵)Śrīmālā》インド舎衛国の波斯匿 (はしのく) 王の娘。阿踰闍 (あゆじゃ) 国の王に嫁した。父に勧められ深く仏法に帰依したので、仏が示現して説法したという。その内容が勝鬘経とされる。