かんざんじ【寒山寺】
中国江蘇省蘇州市の郊外にある寺。寒山が草庵を結んだのが起源と伝えられる。盛唐の詩人、張継の詩「楓橋夜泊」によって有名になった。
かんざんじっとく【寒山拾得】
寒山と拾得の二人の僧。寒山が経巻を開き、拾得がほうきを持つ図は、禅画の画題。 舞踊劇。長唄。坪内逍遥 (つぼうちしょうよう) 作詞、4世吉住小三郎・3世杵屋六四郎 (きねやろくしろう) 作曲、藤間勘右衛門振り付け。明治44年(1911)初演。雪舟の「寒山拾得図」の枯淡、洒脱 (しゃだつ) な感じを表現。
かんざんちく【寒山竹】
イネ科の植物。高さ約3メートル。枝も葉も上向きにつき、葉は細長く、先がとがる。「寒山拾得」の絵のほうきに似るのでこの名がある。中国の原産。