くうやおどり【空也踊(り)】
⇒空也念仏
くうやき【空也忌】
空也上人が東国教化のため出寺した11月13日を忌日として、京都の空也堂で修する法会。空也念仏を唱えながら京都市中を回る。《季 冬》
くうやどう【空也堂】
京都市中京区蛸薬師 (たこやくし) 通りにある天台宗の寺、極楽院光勝寺の通称。山号は紫雲山。天慶年間(938〜947)、空也の開基で、空也念仏の道場。現在の建物は慶応2年(1866)の再建。
くうやどうふ【空也豆腐】
空也派の僧が作り始めたという料理。豆腐に、だし汁でといた卵汁をかけて蒸し、葛餡 (くずあん) をかけたもの。
くうやねんぶつ【空也念仏】
平安中期に空也上人が始めたと伝えられる念仏。念仏の功徳により、極楽往生が決定した喜びを表してひょうたん・鉢・鉦 (かね) などをたたきながら、節をつけて念仏や和讃 (わさん) を唱えて踊り歩くもの。空也踊り。踊り念仏。鉢たたき。
くうやは【空也派】
空也上人を開祖とする、天台宗の一派。空也堂を本山とする。
くうやもち【空也餅】
半つきの餅を小さくちぎり、つぶしあんをくるんで丸めた和菓子。上野池之端にあった菓子店空也の創製といわれる。