釈迦に説法
知り尽くしている人にそのことを説く愚かさのたとえ。釈迦に経 (きょう) 。
しゃかさんぞん【釈迦三尊】
釈迦を中心として、左右に脇侍 (きょうじ) の二菩薩 (ぼさつ) を配した仏像配置の形式。脇侍には文殊・普賢の二菩薩が多いが、薬王・薬上の二菩薩、禅宗の迦葉・阿難などがある。
しゃかどう【釈迦堂】
釈迦の像を安置した堂。京都嵯峨 (さが) の清涼寺のものなどが有名。
しゃかにない【釈迦担ひ】
《仏像は後ろ向きに背負って持ち運ぶのを常としたところから》行き倒れの死人を運ぶとき、棺桶を後ろ向きに背負うこと。また、その背負い方。「いっそ行き倒れの—がましでおぢゃるは」〈浄・油地獄〉
しゃかにょらい【釈迦如来】
釈迦牟尼 (むに) の尊称。
しゃかねんぶつ【釈迦念仏】
1 「南無 (なむ) 釈迦牟尼 (むに) 仏」と唱和する念仏法会。京都の大報恩寺(俗称、千本釈迦堂)において、毎年陰暦2月に行われた遺教経会 (ゆいきょうぎょうえ) の大念仏が有名。→千本 (せんぼん) 念仏 2 真言宗で、涅槃会 (ねはんえ) に釈迦牟尼仏の名を唱えること。
しゃかはっそう【釈迦八相】
釈迦がこの世に出現して示した8種の相。降兜率 (ごうとそつ) ・入胎(托胎)・出胎・出家・降魔 (ごうま) ・成道 (じょうどう) ・転法輪・入滅。八相。八相成道。
しゃかほう【釈迦法】
密教で、釈迦如来を本尊として、障難・病患を除くために修する秘法。
しゃかむに【釈迦牟尼】
《(梵)Śākya-muniの音写。釈迦族の聖者の意》仏教の開祖。世界三大聖者の一人。紀元前5世紀ごろ、インドの釈迦族の王子として誕生。29歳で宗教生活に入り、35歳で成道した。45年間の布教ののち、80歳の2月15日入滅。釈尊。釈迦如来。釈迦。
しゃかむにぶつ【釈迦牟尼仏】
釈迦牟尼の尊称。釈迦仏。