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辞書
「随分—な人物だと」〈宙外・独行〉
1 自分の考えがまちがっていないはずだ、という気持ちを表す。確かに。本当に。
「—思い返して見れば、二度とああ云う蘭 (ろう) たけた人に出遇えるかどうか分からないけれども」〈谷崎・少将滋幹の母〉
2 どんな事情があっても事を成し遂げたいという、強い意志を表す。何としてでも。ぜひとも。
「—取りて帰り、古き人にも見せ、家の宝となさばや」〈謡・羽衣〉
「我—なるわざをせんと、涙を流しつつおぼしわぶるに」〈浜松・一〉
「—、…定めて汝が行くであらう」〈虎寛狂・素襖落〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
いかさまし【如何様師】
詐欺 (さぎ) を常習とする者。詐欺師。ぺてん師。
いかさまもの【如何様物】
いかにも本物らしく見せかけた物。まがいもの。にせもの。
出典:青空文庫
・・・私共は如何様にもあなたにお詫びを致します。民子可哀相と思召したら、・・・ 伊藤左千夫「野菊の墓」
・・・む愛着や慾念の表裏が如何様に深刻で険危なものであるということ・・・ 幸田露伴「骨董」
・・・ざりましたので、……如何様にも私を御成敗下さりまして、……又此方様・・・ 幸田露伴「雪たたき」
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