1. 永楽銭」の略。

  1. 江戸時代、永楽銭の通用禁止の後、伊勢以東の幕府領において、便宜的に年貢物価などの計算基準として用いられた銭貨の名目的な名称

価値を高く認められること。名誉。ほまれ。「拝顔の—に浴する」

中国春秋時代楚 (そ) の国の都。現在の湖北省江陵県北部にあったと伝えられるが、楚はどこへ遷都してもそこを郢とよんだともいう。

  1. 酔うこと。よい。

    1. 「—に紛れて姑 (しばら) く先刻不平を忘れて居たりしが」〈鉄腸雪中梅

  1. ある物事に心を奪われて本心を失うこと。心がくらむこと。

    1. 「衣なる珠ともかけて知らざりき—さめてこそ嬉しかりけれ」〈後拾遺釈教

  1. 詩歌を作ること。また、その詩歌

    1. 「一首の御—を遊ばしてくだされけり」〈平家・六〉

  1. 詩歌を声を長く引いてうたうこと。朗詠

    1. 「いかにも歌は、—の声によるべきもの」〈古来風体抄・上〉

  1. 舞楽で、舞人が舞いながら詩歌を唱えること。また、その詩歌。中国語の原音で唱える囀 (てん) に対して、日本語読みのもの。

    1. 「—果てて、袖うちなほし給へるに」〈・紅葉賀〉

血筋の末。子孫

「大納言公時 (きんとき) から二十一世の—で」〈魯庵社会百面相

裛衣香 (えいこう) 」に同じ。

人や物の姿を絵に写しとったもの。絵姿。肖像画。

「かの聖の姿を、—に書きとらん」〈宇治拾遺・九〉

  1. イネ科植物の、花・小穂 (しょうすい) の外側にある葉状の2枚の小片。花を包むものを花穎、小穂の付け根にあるものを苞穎 (ほうえい) という。

  1. 稲の穂先

  1. 錐 (きり) の先。また、筆の穂先

  1. 鋭い才気。また、その人。

中国春秋時代列国の一。武王の弟康叔 (こうしゅく) を祖とする。現在の河北省南西部から河南省北部にわたる地域を領し、殷 (いん) の旧都朝歌に都したが列国圧迫でしばしば遷都。前209年、秦 (しん) に滅ぼされた。

音楽で、本来の音より半音高いことを示す語。「—ヘ短調」⇔

  1. 冠の付属具で、背後中央に垂らす部分。古くは、髻 (もとどり) を入れて巾子 (こじ) の根を引き締めたひもの余りを後ろに垂らした。のちには、幅広く長い形に作って巾子の背面の纓壺 (えつぼ) に差し込んでつけた。時代により形状が異なり、垂纓 (すいえい) ・巻纓 (けんえい) ・立纓 (りゅうえい) ・細纓 (さいえい) ・縄纓 (なわえい) などの区別がある。

  1. 冠が落ちないようにあごの下で結ぶひも。

エイ目の軟骨魚類総称。体は扁平で、ひし形ないし円形をし、尾は細長い。目は背面にあり、口とえらあなとは腹面に開く。えらあなは五対または六対ある。大部分は海産であるが淡水にすむものもある。卵生、または卵胎生世界に約350種、日本近海にはアカエイイトマキエイシビレエイなど約50種が分布 夏》

エー

[形][文]え・し[ク]よい。よろしい。

[名・形動]

  1. 鋭いこと。また、鋭いさま。

    1. 「私利を謀るの心極めて—なれば」〈田口日本開化小史

  1. 鋭い武器。また、すぐれた兵士。「—を執る」「—をすぐる」

[感]

  1. 力を込めたり、勇気を奮い起こしたり、決断したりしたときに発する語。「—、と投げつけた」「—、やってしまえ」

  1. 応答の語。はい。ええ。

    1. 「—、といらへたりければ」〈宇治拾遺・一〉

  1. 驚いたり、激したりしたときに発する語。

    1. 「—、よい加減なことばかり」〈浄・薩摩歌〉

  1. 呼びかけや命令、念を押すときに発する語。

    1. 「やがて来い、—」〈虎明狂・末広がり

  1. 歌などの囃子詞 (はやしことば) 。

    1. 「—、—、烏がな烏がな」〈浄・冥途の飛脚

理化学研究所などが共同で開発した、初の国産超伝導量子コンピューター令和5年(2023)に運用開始。64個の超伝導量子ビット構成される(稼働当初は53量子ビット)。コヒーレンス時間は10〜20マイクロ秒集積回路基盤を垂直方向に重ねて配線を設けることで拡張性を高め、量子ビット数を容易に増やすことができる。研究機関や企業向けにクラウドサービス提供している。

出典:青空文庫

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2023年6月