地位順位などが低いこと。「成績が—に落ちる」「打順が—の選手」⇔上位

しもじもの者の考え。⇔上意

  1. 行動の結果として現れるしるし。努力した効果。「我慢した—があった」

  1. 期待できるだけの値うち。「生きている—がない」→がい(甲斐)

旧国名の一。現在山梨県にあたる。甲州
山梨県中西部、釜無 (かまなし) 川東岸にある市。武田信玄が築いた信玄堤遺構がある。江戸時代には綿花栽培が盛んで、現在はぶどうなど果樹栽培のほか、電子産業も発達平成16年(2004)竜王町、敷島 (しきしま) 町、双葉 (ふたば) 町が合併して成立。人口7.4万(2010)。
  1. 催し事のために多くの人が集まること。集まり。「—を開く」

  1. 目的や好みを同じくした人々が作る組織。「原生林を守る—」

  1. 出あうこと。めぐりあうこと。「鴻門 (こうもん) の—」

  1. ちょうどその時。折。「風雲の—」

[名]
  1. ある事柄を繰り返すときの、ひと区切り。回数。「—を重ねる」

  1. 野球で、イニング。「早い—」

[接尾]助数詞。数または順序を表す語に付いて、度数または順序を表すのに用いる。「七—裏」「次—」

《「」と同語源》たまご。また、たまごの殻 (から) 。かいご。

「—のうちに命こめたる雁 (かり) の子は君が宿にてかへさざるらむ」〈宇津保藤原の君〉

[名]気持ちがよいこと。「—をむさぼる」「—、不快感情
[接頭]漢語名詞に付いて、こころよい、胸のすくような、などの意を表す。「—男児」「—記録
  1. いましめ。さとし。「—を破る」

  1. (梵)śīlaの訳。習慣性格などの意》仏語。在家や出家が過ちを防止するために守らなければならない禁制。また、その個々の条目。「五—」「—学」

  1. 漢文文体の一。訓戒目的としたもの。

  1. 貝殻をもつ軟体動物。ハマグリなどの二枚貝サザエなどの巻き貝ツノガイなどの掘足類を主にいう。

  1. 貝殻。「—細工

  1. 貝殻で作ったもの。貝香 (かいこう) 粉末螺鈿 (らでん) など。

  1. ほらがい時刻を知らせたり、武士の出撃合図などに用いられた。

  1. 貝合わせ」の略。

[名]
  1. あやしいこと。不思議、あるいは不気味なこと。「自然界の—」「古井戸の—」

  1. 化け物。変化 (へんげ) 。「古猫の—」

[接頭]漢語名詞に付いて、あやしい、うさんくさい、不思議な、などの意を表す。「—文書」「—人物」「—事件

仏語。仏道修行によって得られた悟りの位。仏果。⇔因位 (いんい) 

動詞か(交)う」の連用形「交い」から。交差するところの意》両側に山が迫っている所。山と山の間。山かい。

「月が山の—から覗 (のぞ) いて谷間に堆 (うずたか) い屍 (しかばね) を照らした」〈中島敦李陵

  1. 区切り。境 (さかい) 。仕切り。「—を接する」

  1. 限られた社会範囲。多く接尾語的に用いる。「社交—」「文学—」

  1. (梵)dhātuの訳。部類要素基礎などの意》仏語。

    1. ㋐人間存在の構成要素として類別範疇 (はんちゅう) となるもの。六根六境六識のそれぞれを界として、十八界をたてる。

    2. 宇宙の構成要素。地・水・火・風・空・識の六大 (ろくだい) のこと。六界。

    3. 領域または世界欲界色界無色界三界

  1. 生物分類学上の基本階級の一つ。の上に位置し、従来は最上位の分類群とされていたが、現在は界の上にドメインという階級が設けられている。

  1. 地質年代による地層区分の最大単位。年代区分の「」に対応し、「」をいくつか集合したもの。古生代中生代新生代地層を、古生界・中生界・新生界とよぶ。

《「華」は中国、「夷」はえびす》中国からみて、中国外国文明の地と野蛮未開の地。

《もと貝殻を用いたところから》飯などをすくうもの。しゃくし。さじ。

「箸 (はし) 、—など、とりまぜて鳴りたる、をかし」〈・二〇一〉

かゆ」の音変化。

  1. 品物などを買うこと。「安物—」⇔売り

  1. 相場騰貴を見越して買い手に回ること。⇔売り

[名]
  1. 上がり段。きざはし。階段

  1. 多層の建物の一つの層。「受付は2—にある」

  1. 地質年代による地層区分最小単位。年代区分の「」に対応し、「」を細分したもの。

  1. 数学で、微分方程式に含まれる未知関数の導関数の最高次数。

[接尾]助数詞。
  1. 建築物の層を数えるのに用いる。「35—建てのビル」

  1. 位階等級を数えるのに用いる。

    1. 「一—こえて、内侍督 (ないしのかみ) 三位加階し給ふ」〈宇津保・蔵開下〉

  1. 意味をときあかすこと。解釈。また、その説明。→解する

  1. 与えられた問題に対する答え。

  1. 数学で、問題を解いて得られた結果。方程式の根、微分方程式を満足させる関数など。

  1. 楷書」の略。「—、行 (ぎょう) 、草 (そう) 」

  1. ウルシ科の落葉高木。高さ約20メートル。葉は羽状複葉で、秋に紅葉する。孔子の墓に植えたと伝えられ、儒教学問象徴する樹木とされる。かいのき。とねりばはぜのき。

  1. 動物などを養い育てること。「牛—」

  1. 牛や馬の飼料。「馬の—」

  1. かしら。頭領首領

  1. 他に先んじること。また、そのもの。さきがけ。

    1. 「伊太利国を以て絃歌の—となす」〈織田訳・花柳春話

  1. 古代中国の杓子 (しゃくし) の一種。

歌の意味。歌の心。

心中の思い。「—を述べる」

《「か(掻)き」の音変化》船を人力で進めるための棒状の船具。棒の先端翼状に削ったもので、舷にかけて水を掻いて船を進める。「—をこぐ」

[補説]書名別項。→
[終助]《終助詞「か」+終助詞「い」から》文末にくる種々の語に付く。
  1. (親しみをもって)疑問反問・確かめの意を表す。「おや、雷—」「そんなことでいいの—」

  1. 反語の意を表す。「そんなに簡単にできるもん—」

  1. 強く相手を促す意を表す。「つべこべ言わずいますぐ返事をしてくれん—」

[接頭]《「か(掻)き」の音変化》動詞に付いて意味を強め、語調を整える。「—くぐる」「—つくろう」など。
語素動詞「か(交)う」の連用形から》動詞の連用形や名詞などに付いて、それらの動作や物の互いに交わること、また、重なり合う所を表す。「打ち—」「羽—」「まな—」

ギリシャ文字の第22字。キー。

詩を中心とする日本の文芸同人誌。昭和28年(1953)、茨木のり子川崎洋らが創刊。同人に、谷川俊太郎吉野弘大岡信飯島耕一らがいる。
宮尾登美子小説。第二次大戦前の高知舞台とする自伝的長編。昭和47年(1972)、第1部を私家版として刊行し、第9回太宰治賞を受賞昭和48年(1973)に上巻、昭和49年(1974)に下巻刊行。映像化作品もある。

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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