出典:青空文庫
・・・当なる形式はいわゆるエッセーまた随筆の類であろうと思われる。 ・・・ 寺田寅彦「科学と文学」
・・・日常的に論じた彼の『エッセー』の中には、時に大げさな体系的哲学以上の・・・ 西田幾多郎「フランス哲学についての感想」
出典:gooニュース
<ビブリオエッセー>わが指針になった名セリフ 「十角館の殺人」綾辻行人(講談社文庫)
650字程度で住所、氏名、年齢と電話番号を明記し、〒556-8661 産経新聞「ビブリオエッセー」事務局まで。メールはbiblio@sankei.co.jp。題材となる本は流通している書籍に限り、絵本や漫画も含みます。採用の方のみ連絡、原稿は返却しません。二重投稿はお断りします。
<朝晴れエッセー>「タイ」ムスリップ
5月、新緑の代々木公園。毎年「タイフェスティバル」が開催される。タイ料理の屋台が数多く並び、果物や雑貨も販売される。ステージも盛りだくさん、とてもにぎやかなイベントだ。そこに毎年同窓生が20人ほど集まる。半世紀以上前、バンコクの日本人学校にいた仲間たちだ。われわれの学年は1クラス。親の転勤に伴い毎年数人の出入りがあるが、一緒に小・中と進級した。暑い異国の地、母国と異なる環境・文化
<朝晴れエッセー>母の恋文
母が91歳、持病でベッドの上での生活が長くなっていた頃のこと。自慢話をすることはなかった母が、自分の高校時代の話を頻繁にするようになった。それは、当時、全女生徒の憧れの的であった1年先輩の美術部の部長Kさんのこと。突然、ある日の夕方自宅に友人2人で現れたらしい。そのときは何を話したか覚えていないとのことだが、多分母も宙に浮いた気持ちだったのだろう。その翌日渡されたのが
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