《「さぶらい」の音変化》

  1. 武芸をもって貴族武家に仕えた者の称。平安中期ごろから宮中や院を警固する者をいうようになり、鎌倉・室町時代には凡下 (ぼんげ) (庶民)と区別される上級武士をさした。江戸時代になって幕府旗本、諸藩の中小姓以上の称となり、また、士農工商のうちの士身分をいう通称ともなった。武士。

  1. 侍所 (さむらいどころ) 」の略。

  1. 並みの人ではちょっとできないようなことをやってのける人。「彼はなかなかの—だよ」

[補説]書名別項。→

遠藤周作の長編小説。ローマ法王親書を届けるため海を渡ったある下級武士を描いた歴史小説。昭和55年(1980)年刊行。同年、第33回野間文芸賞受賞

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年5月