たぐい〔たぐひ〕【類い／^▽比い】

の解説

《動詞「たぐう」の連用形から》

1. １ 同じ種類のもの。同類。「市場にこの—の物が出まわる」「小動物の—」

1. ２ 同じ程度のもの。同等のもの。「—まれな才能」

1. ３ 一緒にいるもの。仲間。

   1. 「同じさまにものし給ふなるを、—になさせ給へ」〈源・若紫〉

1. ４ 対になっているもの。夫婦や兄弟・姉妹。

   1. 「—おはせぬをだに、さうざうしく思しつるに」〈源・葵〉

1. ５ 何人かの人。連中。

   1. 「必ずあるべき加階などをだにせずなどして、嘆く—いと多かり」〈源・賢木〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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