[副]《形容詞「いやし」の連用形+係助詞「も」から》
  1. 仮にも。かりそめにも。「—人の上に立つ者のすべきことではない」

  1. もしも。万一。「—これが事実なら、早急に対処すべきだ」

  1. (あとに打消しの語を伴って)いいかげんに。おろそかに。「一字一句を—せず」

    1. 畢生の事業として研究する積りでいるのだから、—筆を著けたくない」〈鴎外・かのやうに〉

  1. 不相応にも。柄にもなく。

    1. 「—勅命をふくんで、しきりに征罰を企つ」〈平家・七〉

  1. まことに。

    1. 「さうしたお心を聞いてから、—いやましに思ひがこうなりました」〈浮・歌三味線・一〉

出典:青空文庫

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