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でん‐ぷ【田夫】 の意味

  1. 《「でんぶ」とも》
  1. 農夫。
  1. 洗練されていないこと。やぼであること。また、その人。いなかもの。
    • 「女は都がよし、あづまは―なり」〈咄・御前男・一〉

でん‐ぷ【田夫】の慣用句

  1. でんぷやじん【田夫野人】
    • 教養のない粗野な人。いなかもの。
  • でん‐ぷ【田夫】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・馬琴の衒学癖は病膏肓に入ったもので、無知なる田夫野人の口からさえ故事来歴を講釈せしむる事が珍らしくないが、自ら群書を渉猟する事が出来なくなってからも相変らず和漢の故事を列べ立てるのは得意の羅大経や『瑯ろうやたいすいへん』が口を衝いて出づるの・・・

      内田魯庵「八犬伝談余」

    • ・・・一般に科学というものを知らなかった上古の人間も学としての形態の充分ととのっていない支那や日本の諸子百家の教えも、また文字なき田夫野人の世渡りの法にも倫理的関心と探究と実践とはある。

      倉田百三「学生と教養」

    • ・・・ なほ考ふるに、舜はもと一田夫の子、いかに孝行の名高しと雖、堯が直に之を擧げて帝王の位を讓れりといへる、その孝悌をいはんがためには、その父母弟等の不仁をならべて對照せしめしが如きは、之をしも史實として採用し得べきや。

      白鳥庫吉「『尚書』の高等批評」