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《「」と同語源》

  1. いつも親しく交わっている相手友人朋友 (ほうゆう) 。ともだち。「良き—に恵まれる」

  1. 志や目的を同じくする人。仲間同志。「学問の—」「類は—を呼ぶ」

  1. ふだん好んで親しんでいるもの。「音楽を—とする」

  1. 同じであること。同一。「コートと—のドレス」「—の生地」

  1. 一緒。また、同時。「起居を—にした仲」

    1. ㋐名詞の上に付いて、一対のものが同類である、また、同じ性質であるという意を表す。「—働き」「—切れ」「—蓋 (ぶた) 」

    2. ㋑名詞の下に付いて、それが一緒に込められている意を表す。「送料—一〇〇〇円」「付録—五〇〇円」

    3. 複数を表す名詞に付いて、それが全部同じ状態であることを表す。「二人—学生だった」「男女—若かった」→共に

世襲的職務をもって大和朝廷に仕えた官人の一団。のちに部 (べ) 制度発展編成された。

《「」と同語源》

  1. 人の後ろにつき従って行くこと。また、主人に仕え、つき従う人。従者。「—を引き連れる」→御供 (おとも) 

  1. (ふつう「トモ」と書く)能の役柄で、ツレのうち、太刀持ち・従者などの軽い役をいう。

古く、弓を射放したときの弓返りを防ぐため、左の手首に結びつけて弦 (つる) を打ち止めた丸い皮製の道具。弦がこれに触れて音をたて、威容を示したといわれる。

[補説]「鞆」は国字

船の後方の部分船尾。⇔舳 (へさき) 

[接助]動詞型・形容動詞型活用語の終止形、形容詞型活用語および助動詞「ず」の連用形に付く。
  1. 未成立の事実条件とし、それに制約されずにある事柄実現する意を表す。…としても。…ても。「どんなにつらく—くじけるな」「嫌なら行かず—よい」

    1. 「たとひ弓を持ちたり—、矢をはげずは(=矢ヲ弓ノ弦ニヒッカケナケレバ)かなひがたし」〈平家・九〉

  1. 確定した事柄条件とし、それに制約されずにある事柄実現する意を表す。たとえ、そうであっても。…のだが、それにしても。…たとしても。

    1. 「かくさし籠めてあり—、かの国の人来 (こ) ば、みな開きなむとす」〈竹取

[副助]形容詞型活用語の連用形、あるいは量を表す副詞につく。量・程度限度などを示す。「遅く—11時までには帰る」「多少理解を示す」
[終助]活用語の終止形に付く。相手の言葉に強く同調同意する意を表す。「きれいだ—」「そうです、そのとおりです—」
    1. 「左様でござる—」〈伎・幼稚子敵討〉

[補説]「とも」は、引用の格助詞「と」に、係助詞「も」の付いたものとも。は、上代、上一段活用動詞「見る」に付く場合に限り、「見 (み) とも」という形をとることがある。「万代に携はり居て相見 (み) とも思ひ過ぐべき恋にあらなくに」〈・二〇二四〉また、中世以降、動詞型活用語の連体形に付くものもみられる。「死ぬるとも敵に後を見すな」〈平家・九〉近世以降になると、文章語に用いられ、口語では、もっぱら「ても」が使われるようになる。は、中世末以降の口語において用いられた。
連語《格助詞「と」+係助詞「も」》
  1. 」を強める言い方。「このままですむ—思えない」

    1. 「たぎつ瀬の中にも淀はありてふとなど我が恋の淵瀬—なき」〈古今・恋一〉

  1. (同じ語の間で用いて)語意を強める意を表す。

    1. 「あなうれし—うれし」〈玉鬘

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