盗人猛猛しい
「ぬすっと猛猛しい」に同じ。
盗人に追い
「盗人に追い銭」に同じ。「それは—といふものなり」〈浮・胸算用・一〉
盗人に追い銭
盗人に物を盗まれたうえに、さらに金銭を与えること。損を重ねることのたとえ。泥棒に追い銭。
盗人に鍵を預ける
どろぼうに便宜を与える。災いのもとになるものを助長することのたとえ。
盗人にも三分の理
悪事を働くにも相応の理屈はある。どんなことにでも理屈はつけられるということ。泥棒にも三分の道理。
盗人の上前を取る
盗人が盗んできた物の一部をぬすみ取る。ひどく悪質であること、また、悪人にも上には上があることのたとえ。
盗人の逆恨み
泥棒が自分の悪事はたなに上げて、捕らえた人や被害者を恨むこと。
盗人の隙はあれども守り手の隙はない
盗人はころあいを見て盗みにはいるから余裕があるが、番をするほうは少しも気を緩めるときがない。盗人は防ぎようがないことのたとえ。
盗人の昼寝
盗人が夜の稼ぎに備えて昼寝をすること。何をするにも思わくがあることのたとえ。
盗人を捕らえて見れば我が子なり
事が意外で、どうしてよいかその処置に迷うことのたとえ。また、親しい間柄でも気を許せないたとえにいう。