かねみゆしょうきゅうさいほう【カネミ油症救済法】
《「カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律」の通称》昭和43年(1968)に発生したカネミ油症事件の患者に対する支援等の施策について定めた法律。平成24年(2012)成立。
かねみゆしょうじけん【カネミ油症事件】
昭和43年(1968)10月に、西日本を中心に発生した、カネミ倉庫社(福岡県北九州市)製の食用米ぬか油による食中毒事件。脱臭工程で熱媒体として用いたPCBが製品に混入し、加熱によりダイオキシンの一種であるPCDFや毒性の強いコプラナーPCBに変化。接収した人に、吹出物・色素沈着などの皮膚症状や、全身倦怠感・しびれ・食欲不振などの症状を引き起こした。累計認定患者数は2295人(平成28年12月末現在)。