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あい‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【愛敬】 の意味

  1. 《仏語の「愛敬相」から。室町以降「あいきょう」とも》
  1. 親愛と尊敬の念をもつこと。人から愛され敬われること。あいけい。
    • 「この女子 (にょし) に、―、富を得しめ給へ」〈今昔・一六・八〉
  1. 顔つき・振る舞い・性格などが、優しく愛らしいこと。あいきょう。
    • 「かたち、すがた、をかしげなり。―めでたし」〈宇治拾遺・一〇〉

あい‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【愛敬】の慣用句

  1. あいぎょうそう【愛敬相】
    • 仏語。仏・菩薩の、優しく情け深く、穏やかな容貌や態度。
  • あい‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【愛敬】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・しかしちょいと鼻の先の上った、愛敬の多い円顔である。

      芥川竜之介「お時儀」

    • ・・・三十前後の顔はそれよりも更けたるが、鋭き眼の中に言われぬ愛敬のあるを、客擦れたる婢の一人は見つけ出して口々に友の弄りものとなりぬ。

      川上眉山「書記官」

    • ・・・ずつけども同伴の男が容易に立つ気色なければ大吉が三十年来これを商標と磨いたる額の瓶のごとく輝るを気にしながら栄えぬものは浮世の義理と辛防したるがわが前に余念なき小春が歳十六ばかり色ぽッてりと白き丸顔の愛敬溢るるを何の気もなく瞻めいたるにまた・・・

      斎藤緑雨「かくれんぼ」