め‐お【女男/妻夫】
女と男。また、妻と夫。めおとこ。「—分れざるとき」〈神代紀・上〉
め‐おと【夫婦/妻夫/女夫】
《「めおとこ(女男)」の音変化か》夫と妻。ふうふ。みょうと。「—の契りを交わす」「—になる」
めおと‐がらす【夫婦烏】
雄と雌と連れ立っているカラス。
め‐おとこ【女男】
女と男。また、妻と夫。めおと。「—になりにけり」〈宇治拾遺・四〉
めおとぜんざい【夫婦善哉】
織田作之助の小説。昭和15年(1940)発表。問屋の放蕩息子と、それを支えるしっかり者の芸者の日々を描く。昭和30...
めおと‐ぢゃわん【夫婦茶碗】
夫婦で使用するように、大小二つで一組になっている茶碗。
めおと‐づか【夫婦塚】
相愛の男女を一緒に葬った塚。比翼塚(ひよくづか)。
めおと‐づれ【夫婦連れ】
夫婦が連れ立つこと。また、その夫婦。ふうふづれ。
めおと‐なか【夫婦仲】
夫婦の間柄。ふうふなか。
めおと‐びな【夫婦雛】
男女一対の雛人形。
めおと‐ぼし【夫婦星】
牽牛(けんぎゅう)・織女の二星。《季 秋》
めおと‐まげ【夫婦髷】
女性の髪形の一。江戸時代の末ごろ、20歳前後の女性の間に流行した。
めおと‐まつ【夫婦松】
夫婦のように、2本並んで生えている松。
めおと‐わかれ【夫婦別れ】
夫婦が離別すること。離婚。ふうふわかれ。「身代破り—する時は」〈浄・天の網島〉
め‐おに【目鬼】
目のない怪物。「目も鼻もなかりけむ、—にやあらむ」〈源・手習〉
め‐おぼえ【目覚え】
忘れないための目印。また、見覚え。「戻りかかって大宅惟弘—つよき太刀袋」〈浄・祇園女御〉
め‐おや【女親】
母親。おんなおや。「おぼつかなきもの、十二年の山籠りの法師の—」〈枕・七〇〉