存分（ぞんぶん）とは？意味・読み方・使い方

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ぞん‐ぶん【存分】
の解説

［名・形動］物事を思いどおりにすること。満足のゆくまですること。また、そのさま。「—に楽しむ」「—な活躍を期待する」「思う—歌う」

［名］

１考え。思い。
1. 「我々が—には、命を限りにいざやただ、近衛殿へ参りつつ」〈仮・恨の介・下〉

２恨み。意趣。
1. 「此の—を申さずには置くまい」〈虎寛狂・縄綯〉

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

存分の例文(27)

出典：青空文庫

･･･短い日が存分西に廻って、彼の周囲には、荒くれた北海道の山の中の匂･･･有島武郎「親子」
･･･といわず小屋といわず存分に腐っていた。　仁右衛門は眼路のかぎりに･･･有島武郎「カインの末裔」
･･･身を投げ出して、思い存分泣いた。その小さい心臓は無上の歓喜のため･･･有島武郎「クララの出家」

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