出典:gooニュース
村上春樹の文学世界―長編小説を読む2024―
村上春樹の長編小説の面白さを理解しよう 今年はついに彼の最初の大長編『ねじまき鳥クロニクル』全3部作(1994~1995)を取り上げる。この小説は、『風の歌を聴け』からスタートした村上春樹のそれまでのテーマの集大成であり、かつまた、その後の彼の文学の重要な転換ともなったものである。物語としての面白さ、そこから浮かび上がる哲学的な問題のありかを、皆で一緒に探っていく。
世界最古の長編小説巡るナゾ 識者が語る
NHK大河ドラマ「光る君へ」第31回は「月の下で」。紫式部(吉高由里子)が『源氏物語』(以下、同書と略記することあり)をいよいよ書き始めました。『源氏物語』というと、その作者は紫式部というのが当然のようになっていますが、同書には実は謎が様々あるのです。まず、同書は式部が全て書いたものなのかという問題があります。 『源氏物語』は式部が書いたものが今に残っている訳ではありません。写本
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