にゅうさつけいやくてきせいかほう【入札契約適正化法】
《「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」の略称》公共工事の入札・契約制度の透明性向上と不正防止を目的として定められた法律。平成13年(2001)施行。適正な入札・契約の基本原則として、透明性の確保・公正な競争の促進・適正な施工の確保・不正行為の排除の徹底を明示し、発注者の義務やガイドラインなどが規定されている。
にゅうさつだんごう【入札談合】
公共事業などの競争入札において、競争するはずの業者どうしが、あらかじめ話し合って協定すること。高い価格での落札や持ち回りでの落札で、業界全体で利益を不正に分け合う。公正な価格競争を害し、発注元の国・地方公共団体の支出を増すことになり、刑法で禁じられる。発注元の公務員などが協定に関与するものを、特に官製談合と呼ぶ。平成15年(2003)入札談合等関与行為防止法が施行。公務員が入札談合に関与した場合、公正取引委員会は同法に基づいて所属機関に改善を求めることができる。談合。
にゅうさつだんごうとうかんよこういぼうしほう【入札談合等関与行為防止法】
《「入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律」の略称》国や地方公共団体等の職員が入札談合に関与していた事例を受け、再発を防止するために制定された法律。平成15年(2003)施行。公務員が入札談合に関与している場合、公正取引委員会は、この法律に基づいて所属機関の長に改善措置を求めることができる。平成18年(2006)の改正で罰則を科す規定が加えられた。官製談合防止法。
出典:gooニュース
公共工事の指名競争入札で業者側に便宜を図った疑い 長崎・佐々町の町長、古庄剛容疑者を送検 業者側と金銭の授受の有無も含め捜査
公共工事の指名競争入札で業者側に便宜を図った疑いで逮捕された、長崎県佐々町の古庄剛町長がきょう、送検されました。記者「古庄容疑者を乗せたとみられる車が警察署から出てきました」長崎県佐々町の町長・古庄剛容疑者は、去年7月、佐々町が発注した公共工事の指名競争入札で、最低制限価格に近い金額を業者側に漏らし、落札させた疑いがもたれています。
長崎・佐々町長ら逮捕で9日に送検 入札までの短時間に情報共有か 町民「残念としか言いようがない」
お詫びを申し上げることしかない」 町の説明などによりますと、最低制限価格は入札当日の午前8時半ごろに町長室で担当課長などが非公開で決めていて、金額を知り得たのは町長と担当課長など3人でした。 入札金額と最低制限価格の差は16700円で、長崎県警では、古庄容疑者ら3人は午前9時30分の入札までの間に情報を共有したとみています。
長崎県佐々町長を逮捕=入札情報漏らした疑い―県警
長崎県佐々町が発注した工事を巡り、入札の最低制限価格に近い金額を漏らしたとして、県警は8日、官製談合防止法違反などの疑いで、町長の古庄剛容疑者(77)を逮捕した。 また、公契約関係競売入札妨害の疑いで、会社員の山口情二容疑者(62)=佐々町、その知人で別の会社役員の木田栄三容疑者(53)=同=を逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。
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