ね【音/×哭】
1 おと。「鐘の―」「琴の―」
2 声。また、泣き声。「本―」「弱―」
3 鳥獣などの鳴き声。「雁(かり)の―」「虫の―」
[補説]「おと」が大きな音響をさしたのに対し、「ね」は比較的小さな、人の感情に訴えかけるような音声をいう。
音に立つ
声を立てる。また、声を出して泣く。
「あしびきの山ほととぎす今日とてやあやめの草の―・てて鳴く」〈拾遺・夏〉
「あしびきの山ほととぎす今日とてやあやめの草の―・てて鳴く」〈拾遺・夏〉
音に泣く
声を出して泣く。声を立てて鳴く。
「わが園の梅のほつ枝に鶯の―・きぬべき恋もするかな」〈古今・恋一〉
「わが園の梅のほつ枝に鶯の―・きぬべき恋もするかな」〈古今・恋一〉
音を上げる
苦しさに耐えられず声を立てる。弱音を吐く。降参する。「つらい仕事に―・げる」
音を泣く
声を出して泣く。
「―・けば袖はくちてもうせぬめりなほ憂き事ぞつきせざりける」〈和泉式部集・上〉
「―・けば袖はくちてもうせぬめりなほ憂き事ぞつきせざりける」〈和泉式部集・上〉
提供元:「デジタル大辞泉」凡例




